唐木俊介のブログ

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ジャングルクルーズ

更新日:

 

 

 

おはようございます。

 

 

AM3:00、寝坊。急いでボードを積み込んで北へ。

 

 

 

 

日本海、島根方面へ向かう時に通る道路でいつも気になっている看板がありました。

 

 

「酒谷のカツラ」

 

 

酒谷さんは何を道端でカミングアウトしているのでしょうか・・・いつもなら素通りするその看板、なぜかその日は車を停めて行ってみようという気になりました。時刻はAM5:30。おはようございます!(←小倉さん風)

 

 

というわけで、こちらがその看板。「の」が「は」だったら酒谷さんはヅラ確定なわけですが、まあそれはいいや。

 

 

 

 

 

あたりには田植えが終わったばかりの田んぼが広がっています。

 

 

 

 

 

 

山の方へ歩くと、沢が流れていて、脇に小道。

 

 

 

 

 

 

なんだよ。どこにあるんだよ、酒谷のカツラ・・・

 

 

沢の向かいを見ると、ただの山。

 

 

 

 

?・・・そもそも、カツラの木ってどんなんだっけ? なんだかよくわからんが、多分目に見えているこの木々の中のどれかが「酒谷のカツラ」で、今は初夏だから色々と生い茂りすぎて、何が何だかわからないことになってるんだろう。うむ。

 

 

 

あと、少し不気味な恐怖感あり。早朝の誰もいない山の中、鳥か何かわからない動物の鳴き声、沢を流れる水の音、風で揺れる木々の音を全身で感じるわけです。熊とか出てきても不思議じゃないよな・・・。生い茂りすぎる山を見上げて少し怯えました。よし、沢の写真を撮って戻ろう。

 

 

 

 

・・・さらに少しだけ進むと、

 

 

 

 

 

 

 

「!」

 

 

単管パイプがある。不意に見つけた人工物に大きな安心感。近づくと・・・

 

 

 

 

 

 

 

階段発見!

 

 

ここで好奇心とアドレナリンが一気に増幅。前へ。

 

 

 

 

 

 

 

階段を降りると、完全にジャングル。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

降りた先で辺りを見回しながら写真を撮っていると、強烈に生い茂る樹々の間から、それが見えました。

 

 

 

 

 

↓↓

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・!!!」

 

 

 

デカい・・・。なんだあれは??

 

 

 

茂みの向こうに数本の幹を束にしたような巨木。見つけた瞬間、また不気味さが襲ってきてゾクッとします。しかし上側の写真の左下に白くて四角い角が見えるのがわかりますでしょうか?そう、看板があったのです。早朝6時前、誰もいない中、履いていたビルケンのサンダルも茂みの朝露や土で無茶苦茶になっていて、ジャングルクルーズ感がハンパなく不気味でしたが、この看板に安心感を覚えて前へ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

やはりあの巨木が「酒谷のカツラ」か。

 

(もっと手前に矢印とか看板とか出しとけよな・・・ブツブツ)

 

 

・・・なんと、樹齢500年。500年って、信長とか秀吉以前か・・・まだ室町時代かよ。

 

「酒谷のカツラ」・・・別名「オロチカツラ」と言われているそうです。本幹から聳える8本の太い支幹がヤマタノオロチを思わせるところからそう名付けられたそうです。

 

「8本の太柱を持つ幹の周囲は9.85m・・・」

 

 

 

 

 

 

圧巻。

 

 

 


 

 

 

 

山の中、全てが水々しく自然が生きている、その全てのパワーの源となっているかのように鎮座ましますオロチカツラ、息を飲む迫力です。しばらく立ち尽くして深呼吸。

 

 

 

 

 

 

目の前まで行きたかった。ズームじゃなくて、実際に真下に行きたい・・・けれど装備不十分。冬ならいいのでしょうが、初夏の生い茂った自然の中、どこまで地面があるのか、足先で探りながら進まなければたどり着けない。Tシャツにパーカー、短パンにサンダルではちょっと無理。というわけでここでターンバック。これは次回リベンジだな。真下から仰いでやる。ブツブツ・・・。

 

 

 

 

 

というわけで1時間ほどの道草、いや道樹の末、さらに北へと向かった朝なのでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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