唐木俊介のブログ

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台風5号

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東京で働いていた頃、台風が関東を直撃したことがありました。当時は千葉の幕張に住んでいて、朝の段階で電車が指定区間で運転見合わせなど、交通もストップしている状態。もう早めに会社に連絡して「電車が動いてないので遅れます」と言って、僕は家でゆっくりしていました。1人1台ノートパソコンを支給されていたので、自宅でも仕事はできる。どうしても済ませなければならないことは自宅でやればいいやと思っていました。ちょうど8月の初旬、盆前でアキさんは一足早く実家に帰省していました。自宅でひとりコーヒーを飲みながらノートPCを開いてお仕事、快適でした。テレビを点けると東京のいろんな駅で人がごった返している映像、これは自宅にいてよかったと思い、またPCに向かうのでした。

 

その日の夜のテレビには、膨大なパターンの振替乗車を駆使して、満員電車を何度も乗り継ぎ、JRから私鉄の駅まで歩き、また私鉄を降りてはJRの駅へ・・・みたいな苦行の末、朝いつもの時間に千葉県某所を出発し、昼前に新橋のオフィスに着いたという人のインタビューが出ていました。何があっても守らなければならない締め切りがあったのでしょうね。ただ、暴風域も過ぎ、電車が動き出したのをネットで確認してから家を出て、混雑もそれほどひどくない車両で会社に行った僕が日本橋のオフィスに着いたのも昼前。そのニュースを、なぜか何年経っても忘れることなく記憶しています。そして毎年台風のニュースを見るたびに思い出すのであります。

 

 

 

 

 

いや、もうね・・・

 

 

 

 

 

 

 

家おれや。

 

 

 

 

 

(=家にいろよ)

 

 

 

 

 

と思ったのであります。

 

 

 

 

外は危ないです。冒頭の話じゃないですが、昨日の夜もどの局でも台風のニュースが流れていました。倒れた巨木が道路を塞いでいるとか、例によって海辺でレインコートの記者が「危険な状況でブォォォォ***。もう歩くのも・・・ブオォォォォ・・・・」とか、道ゆくオバサンの傘が逆になるやつです。本当に危ないなら、15分おきに進路情報や避難勧告など必要な情報を流して、それ以外は「ピー」と鳴るあの深夜のカラフルなストライプの画面にするなどどうでしょうか。傘が逆のオバサンが駅を歩いてる映像が流れたら「あ、オバサン歩けてるやん」「駅前行けるやん」ってなるんじゃないかと。いや、もうじっとしておきましょう。その日絶対に目的地に行かなければならないなんて、世界でおそらく(トランスポーターの)ジェイソン・ステイサムか、(走れメロスの)メロスくらいだと思います。メロスは確か川が氾濫して橋が倒壊しても目的地に辿り着いたんだよな・・・。うん、まあこの両者は規格外ですからね。超人ですが、フィクションですから。台風5号はフィクションじゃないですから。危険です。

 

 

 

ちなみに広島は今、そうでもないです。強い雨が降っているなぁ・・・という程度。当初の予測より大幅にスローペースで北上している台風5号、これ以上被害が大きくなりませんように。

 

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