唐木俊介のブログ

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思い出マキマキ

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「44マグナムプリーズ」

 

 

 

と言うと、カウンターの向こうからスタッフさんがそれを持ってくる。44マグナム、その時僕が知っていた拳銃の銘柄はそれとコルトガバメントくらいだったので、フォーティーフォーマグナムプリーズ言うてね。有名ですよね。44マグナム。

 

 

 

当時聞いていたのは「慣れない人が拳銃を打つと衝撃で肩が外れる」とか、そういう話で、じゃあ映画でバンバン銃を打ってるのはあれは皆普通の人だけれど実弾じゃないからなのか、それとも出演者の誰もが異様に強靭な肉体なのか・・・などと思っていましたが、実際に打つと衝撃はあるけれど、肩が外れるなんてとんでもない。まあどっしりと構えて説明通りにすれば少年でも十分に耐えうる反動でした。物理的な衝撃よりも、自分が銃を触るというのが何より衝撃ですよね。・・・「衝撃ですよね」と言われても困るとは思うんですが、まあ僕にとっては衝撃だったんです。

 

 

 

 

その時の思い出を僕は保管していて、自室のブラインドを簡易的に留めているクランプの、その上に無造作にポンと置いています。

 

 

 

 

この黄ばんだ巻物がそうなのですが、これ何だと思いますか?

 

 

これはですね。

 

 

 

 

 

 

 

僕が当時書いた自画像です。嗚呼、高校生・・・当時が懐かしい・・・。

 

 

 

 

>>> 〜 高校の教室にて〜

 

女:へ〜、唐木君、そっくり〜!絵が上手だね。ヒゲの感じとか、チョーそっくりじゃん^^

 

僕:そうなんだよ〜、最近は伸ばしてんなぁ。1時間に1回は3枚刃のシェーバーでウィーン!ってやらないと、すぐに頬が青くなっちゃってさ。いちいちやってらんねえんだよ。ホントに困ったもんだよな〜。

 

女:へ〜そうなんだ!さすが広島の石油王ね。あ、そう言えば私、クッキー焼いてきたんだけど、食べる?

 

僕:あ、ワリィ。俺この週末まで断食だから食えねえわー。また来週よろしく〜!ってオイオイオイ!!いうてる場合か!!!

 

 

>>>

 

 

 

寸劇失礼。完全なるフィクションです。いやこれね、広げてて娘に「パパみたい〜!」って言われたもんでつい・・・。

 

気を取り直して、これはですね、「的」です。マト。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今から21年前、同級生のお兄さんがアメリカに留学中で、その方を頼りアメリカに行きました。その時できた沢山の思い出のひとつ。ロサンゼルスのガンクラブ。「日本では絶対見られないものを見たい / できないことがしたい」とお願いしていて、連れて行っていただきました。アメリカではしかるべき場所であれば10歳から銃を撃つことができます。もちろん合法。館内には警察官や専属のコーチが沢山。今でもありますよ。こちらです↓↓ロサンゼルス・ガンクラブ、観光名所のようです。

 

 

 

 

 

その際使用したターゲットペーパーを持ち帰って保管しています。それを時々眺めたりする謎の時間・・・。不思議なもので、これを眺めると旅の記憶が蘇ってきます。この旅では実に沢山の場所へ行き、また経験をさせていただいて、感謝の極みなのであります。そういう気持ちは歳を重ねるごとに厚みを増すというか、本当にありがとうございますとしか言いようがない。

 

 

 

その場でスマホでパシャっと撮ってインスタにアップとか到底無理な時代。まだポケベルですよ。ポケベル。まあ「写ルンです」で撮った写真はありますが、こうしてその時持って帰った実物を20年も保管していると、なんとなく感慨深いなぁ・・・なんて思いつつ、また的をマキマキして元の位置に戻したのでした。

 

 

 

っていう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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