唐木俊介のブログ

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ぽっぽっ屋 @小伝馬町

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「麦」に「面」と書いて「麺」。それがストレートであっても縮れていたとしても、僕は麺というものに対してやや平たいイメージを持っていますが、それは右側 の「面」という部分に起因しているのでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

>>> 知らんわ。

 

 

 

 

という冷答が返ってくるのはわかります。「知らん」と。「そんなことはどうでもいい」と。わかります。「麺」とは何か・・・あのソクラテスでも「知らん。そしてワシは『知らん』ということを知っておる」などとホザくレベルでどうでもいいのであります。チッ、うるせーよ。縮れ麺みたいな髪しやがって。ってソクラテスの髪型知らんけど。

 

 

 

 

僕もそう思っていました。この麺に出会うまでは。

 

 

 

 

 

 

 

これはですね、もう「VR」です。ヴァーチャル・リアリティ = 仮想現実。実際の体積に加えて弾力の分だけ増してくる。モヤシよりも、手に握る箸の先よりも太いのは勿論のこと、噛んだら弾力があるから体感的に体積が増してさらに太く感じる。そして尚、強靭なコシがある。

 

 

 

 

なんか、強い。

 

 

 

 

それはまるで金門橋のワイヤーケーブルのように剛健な立体なのであります。これは強い。ブン回したら武器としても使える。リットンが食べたら「メンは剣よりも強し」という格言が生まれる・・・。などと思いを馳せつつ食したのであります。

 

 

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日本橋小伝馬町のぽっぽっ屋。2個目の小さい「っ」がどうにもややこしくて、皆さん「ぽっぽ屋」と呼びます。「鉄道員」を書いた浅田次郎さんとは関係ありませんが、元々ラーメン二郎にいらした方が立ち上げられたお店です。二郎の亜流、所謂背脂チャッチャ系なのですが、背脂は少なめで、醤油味強めです。二郎と同じように野菜やニンニクなどのトッピングオーダーが可能。僕は野菜多めをオーダー。「野菜多め」をコールするとモヤシが増量されます。

 

 

 

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「・・・。」

 

 

 

 

 

 

モヤシをトッピングしたラーメンのはずなのに、その時点で主従関係が逆になってしまった・・・。僕が食べたのはラーメンを添えたモヤシになってしまった。もう、ほぼモヤシやん・・・そして端っこには一片のキクラゲが撮影当日に欠席した生徒のように申し訳なさそうに乗っていて、その、バランスというかなんというか・・・。嗚呼。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ただ、美味い。

 

 

 

 

 

 

 

 

美味いんです。

 

 

 

動物系の出汁が強く効いた甘辛い醤油味スープが麺に絡んでSO GOODです。トッピングされている刻み玉ねぎも主張しすぎずピリリと効いて良いアクセントに。濃い色の醤油スープには背脂も浮いているのに、なぜかしつこさを感じず食べやすい・・・。

 

僕は年に2回くらいのペースでランチに行きますね。忘れたころに、

 

「そうだ、ぽっぽ屋行こう」(VR東日本)

 

と思い立つのであります。向かう先で待ち構えるは史上最強の極太麺。皆様どうぞご賞味あれ。

 

 

 

 

 

 

 

 

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