唐木俊介の雑感配信ブログ

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daily life music

フロイデ

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とはドイツ語で「歓喜」という意味ですが、あのベートーベンの交響曲第九番の歌詞として多くの人々に知られているのではないでしょうか。僕は中学一年生の時の文化祭の全校合唱がこの第九の第四楽章「喜びの歌」で、全校生徒で「フロイデーシェーネル♩〜」と歌いました。1000人ほどの学校でしたがあの一体感は良かった。そして当時意味も分からず覚えたカタカナの歌詞もまだ7割くらい覚えています。

 

 

 

 

それから7〜8年が経って都内の大学に通っている時、友人に進められて僕はまた第九を聴くことになるのですが、その時の友人の「ピストルズよりも何よりもパンクだから聴いてみろ」という言葉が今でも忘れられません。そのCDは小澤征爾氏が指揮した第九の録音でした。友人はオーディオテクニカの高そうなヘッドホンとそのCDを一緒に貸してくれた。「ビールをたっぷり飲んで、しっかり酔っ払ってからコレをつけて超大音量で聴いてみろ」と友人。超大音量か。はぁ・・・。

 

 

 

そしてその通りにやってみると、これが凄かった。もう何度も何度も聴きました。友人の「ピストルズよりもパンク」という表現、「パンク」というのは全然違うし、演奏者の方々や愛好家の方々にとってはかなり違和感あるかと思うのですが、友人が言わんとすることは僕にはわかりました。そして「美しくてとにかくパワフルで特に後半の盛り上がりが凄い。感動した」といった感想を後日友人に話すと「まあそうだな」と、僕の感想がどうやら求めているものと違ったようで腑に落ちない様子でした。後日友人は「フルトヴェングラー」という人が指揮した別のバージョンを貸してくれました。「これは伝説の"足音入り録音"ってやつだ」と何か凄い宝物を渡すようにその予備知識を吹き込まれたのですが、実は僕は最初に借りた小澤征爾版の方が良かったりしました。合唱の後半の盛り上がりがパワフルだったから。「ただ鳴らしまくる激しさではなく、美しき秩序が保たれていて且つ凄まじく激しい」というのが僕は良かったのです。実はこの感想は37歳になった今でも変わらず、大人になったからといってもっと巧みに表現できるかというと全くそんなことはない・・・それを今日確認したのであります。

 

 

 

 

 

「サントリー1万人の第九」のWEB生配信を観たのです。今日の夕方配信されるということを、あの「青年失業家」田中泰延さんのツイートで知りました。

http://www.mbs.jp/daiku/
 

 

(いや、ツイートがめっちゃオモロいんですけど)生か。これは観なければ。家族で観よう・・・とiPadを手に取ったのですが画面も音も小さいなぁ・・・。やっぱり学生の頃のようにビールを飲んで酔っぱらった状態で超大音量で聴かなければ・・・というわけで2階の自室へ。娘たちも2階で観たいというので一緒に。もちろん大音量で、そして途中から電気を消して観ました。

 

 

 

 

 


 

 

 

歓喜よ、美しい神々の火花よ、
天上の楽園の乙女よ!
私たちは情熱の中に酔いしれて、
崇高なあなたの聖所に足を踏み入れる、何と神々しい!
この世の習わしが厳しく分け隔てたものを、
あなたの聖なる偉力が再び結び合わせる…
あなたの穏やかにたゆたう翼のもと、
すべての人々は兄弟となる。

 

 

 

 

 

「・・・。」

 

 

 

 

 

大感動。

 

 

 

 

 

「美しき秩序が保たれていて且つ凄まじく激しい」僕は変わらず同じ感想を得ました。しかしこれはパワーの度合が違う。遠隔地のPC画面で見ているというのに、1万人の合唱とはこうも迫力があるものかと感嘆し続けたのであります。田中泰延さんは実際に合唱に参加されていて、その感動は想像を絶するのだろうなと思った次第。佐渡裕さんの情熱的な指揮もまたグッとくる。娘たちも最後まで静かに見入っていました。部屋を真っ暗にしておいて良かった。少し感涙したのを娘達に見られるところでした。

 

 

 

1万人の第九、演奏者は1万人だけれど、その感動を分かち合っている人の数は1万人どころじゃないわけで・・・。少なくとも広島の端っこの団地で我が家一同は感動していたわけで・・・実はめちゃめちゃ沢山の人々がその瞬間「兄弟」となっているわけで、なんていうか、こういうの「尊い」というのでしょうか。すみませんちょっと表現できません。

 

 

 

シラーの詩とベートーヴェンの作曲でこの曲が完成したのは1824年のこと、完成から200年経った異国の地で沢山の誰かが感動しているその事実はうん、やっぱり「尊い」??? すみませんやっぱりちょっと表現できません。

 

 

 

でもとにかく感動したというのが言いたくて、高揚収まらぬうちに一気呵成に書いてしまいました。そしてこれ、誰に対する感情かよくわからないのですが、ありがとうございますっていう、今そんな感じです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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