8歳と5歳の娘がいますが、時々けんかをします。
妹が、キラキラしたシール(あるんですよ。可愛らしい絵が描いてあって、何度も貼ったり剥がしたりできるやつが)をあげると姉に言う。メモ帳サイズのシートに整然と並ぶシールの半分をネェネにあげると。
姉は喜ぶ。
ところがその後で妹の気が変わる。やっぱりあげたくないと言う。
姉は怒る。シールくれるっていったじゃない!!
妹もバツが悪そうに言う。だってネェネが云々・・・。
そこから始まるけんかは、やがて二人とも大泣きに発展する事態に。ママは外出。僕はその時、隣の和室で本を読んでいました。だんだん娘たちが言い争う声が大きくなってきたので、その時読んでいた本を置いてリビングへ行くのですが、もう止まらない。僕がそこに加わったことで事態は加速、もう大泣きも大泣き、ふたりとも会話ができないほどに泣きじゃくっている。途中で何があったのか、どちらが何と言ったのか、トータルの過失割合は全くわからないわけです。もう東京海上日動に連絡しようかと思った。というのは冗談ですが、シールを巡る娘たちの争いはもう壮絶で・・・。ここからこっちというそのシートの、そこはもう関ケ原かと見紛うほどの天下分け目の大決戦なのであります。1日で決着がついたという関ケ原さながらに我が家の場合も30分という短時間で決着が・・・というか和解するのですが、中盤はもう壮絶。どうやったらそんなに怒れるんだというほどに言い争っていました。
事態が鎮静化してから二人によくよく話を聞いてみると、双方の言い分は実によくわかる。ただちょっと説明が足りなかったり、相手に対する配慮が足りないだけで、ちゃんと話せば通じるはず。・・・これって大人の世界にもある、いやありまくることじゃないかと思いつつ時間が過ぎていく・・・。
・・・といった事が我が家ではごく稀に起きます。普段は仲のいい姉妹が急に大げんか。
・・・という話を同じ境遇のパパにすると、ウチもそうだと・・・。割とこの話題は共有できるんですよね。というわけで、この話は「ごくありふれた家族の、なんてことない日常」という表し方ができるのですが、いや、当事者の感情の振り幅はもう壮絶なもので、会話ができなくなるほどに泣きじゃくるのですから、それを「ありふれた」とか「なんてことない日常」というのはちょっとなぁ・・・と思うのであります。
ある方のSNSのつぶやきで「家事育児で目まぐるしく時間が過ぎていく。なんてことない日常、これといった趣味はないけれど、日々の小さな出来事が楽しい」という内容のものがありまして、これが僕的にはかなり刺さったのであります。とてもホッコリしたし、母としての強さを感じたし・・・きっとその方の毎日も相当ハードなはず。子どもたちはけんかもするだろうし、炊事洗濯で日々大忙しだろうし・・・と思うとなんだか自然とリスペクトが溢れるのであります。
なんてことはない日常なんてことはない。
っていう、そんなボヤキです。
ちなみに今、新幹線に乗って東京に向かっています。なんでJR構内で買う柿の種は小袋ひとつで200円もするんだ⁉︎(買ってない) なんで500mlのビールが310円もするんだ⁈(買った)…激昂を抑えながらキーボードをパタパタとやっています。
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