唐木俊介のブログ

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リキむのはよくないよ

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久しぶりに表参道を歩くと、並木に毎年恒例のイルミネーションが施されていました。うむ、キレイだ・・・というわけで道端からパチリと撮ったのですが、僕の他にも写真を撮っている人は沢山いました。ふと見ると、おそらく中国の方だと思うのですが、もうバチバチの笑顔で、全力のポージングをされている方がいらっしゃいました。もう凄い。撮る方も撮る方、しゃがんで下から見上げるようにスマホを構えるのですが、3メートルほど離れたカメラマンとモデルの絵面はまるで九回裏ツーアウト満塁ツーストライクスリーボールの局面を迎えたピッチャーとキャッチャーのようでした。

 

 

 

「凄いなあのポージング・・・」思いつつ通り過ぎるのですが、ずっとそのままの体制をキープしていらっしゃる。もう同じポーズでずっと・・・。腰に手を当てて片足を前に。一体何枚撮るというのか。少し力を抜いてポーズを変えるなどしてはどうかと気を揉んだのであります。ガチガチにリキんだポーズや笑顔はどこか不自然と思うのは僕だけでしょうか。プロのモデルだってあれやこれやと動き回りながら何度もシャッターを押して写真を撮って自然で美しい1枚を狙うのであります。

 

 

 

 

 

仕事でも趣味のサーフィンでもそうですが、リキんだところで良いことなどないと思います。絶対に間違えてはならない(仕事は全部そうなのですが・・・)重要な資料を作り終え、何度も見直して、よし、完璧に出来上がった!・・・と少し休憩してリラックスした状態でもう一度見直すと「なんだこれ?」とミスを見つけた、なんてこともあります。商談の席でもしっかり準備してリラックスした状態で臨まないと相手に緊張や無言の「圧」が伝わってしまい、悪い印象を与えてしまう。仕事における緊張をほぐす唯一の方法は「準備すること」だと思っていて、僕は商談の・・・おっと危ない、熱くなってきた。リキみ始めている・・・クールダウンだ俺・・・うむ。サーフィンでも先輩に「オマエさっきのライディング全身ガチガチにリキんでたなぁ。ゴリラみたいだったぞ?もっとリラックスせえよ」と言われて思わず「ウホホホホ、ウホウホホウホホホウ!(アドバイス、ありがとうございます!)」 とそんな場面もあったりなかったり。何をするにおいてもリラックスは大事ですね。

 

 

 

 

 

 

 

かなり遡りますが小学6年生の時の事、担任の高橋先生という厳しい女の先生がいらして、キッカケは忘れましたがその時凄く怒っていた。そこへもってきて僕が黒板に書く漢字を間違えて、猛烈に注意されるのであります。

 

 

 

「縦」という漢字です。

 

 

 

「違うでしょうが!!縦の字が!!」みたいな感じで怒る高橋先生。僕はこの時ほど強くて大きい「タテ」が欲しいと思ったことはありません。というのは冗談で、黙っていると先生が「縦という字は・・・」と黒板に力強く「縦」の字を書き始めたのです。「まずは糸へん!!・・・」という風に。

 

 

 

ただ先生、怒りのせいか、いかんせん力が入りすぎている。字は間違っていないのですが、一つ一つのパーツをしっかりと大きく書きすぎた・・・。そこで書かれた字はこんな感じでした↓↓

 

 

 

 

 

 

・・・いや、これもはや「ヨコ」やんけ。

 

 

 

「縦」という字を書くはずが、いや書いたんだけれども、ひとつひとつのパーツを書くときに力が入りすぎて大きくなって、凄まじく横長の「縦」になってしまったのであります。タテなのにヨコやん・・・。ホコは無いけど矛盾してるやん・・・。プププ・・・。なんて、その時はそんなこと言えませんから、黙ってじっとしていましたが・・・。高橋先生もリラックスして書けばいつものようにバランスの良い「縦」の字が書けたはずだよなぁと、そんなことも思い出すのであります。

 

 

 

 

リキんだところで良いことなどない、そんなことを思いつつこの短文を書いています。アップしますが、リキむなリキむなと書き綴る僕もおそらく幾分リキんでいる・・・後で見返して部分的に修正するかな・・・と思いつつもう「記事公開」ボタンを押します。では。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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