野外。バーナーでお湯を沸かして、どん兵衛を作る。
寒い冬の夜に外で食べるどん兵衛は格別。
無類のうどん好きなだけに、カップ麺を選ぶ時のどん兵衛率が高めです。
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ところで皆様、『十分どん兵衛』ってご存知でしょうか。
通常はお湯を入れて5分で完成するどん兵衛ですが、あえて10分待つのです。そうすることにより、
①いつもより長く待つので、食べる前の空腹感が増します。
②麺につゆが染みていて味わい深くなっています。また、染みたつゆの分だけボリュームが増しています。(西日本の方ならここで「は~、よう味がしゅんでるわ~」とため息が出ます)
③麺の表面は柔らかくなりますが、コシは失われません。
とても美味しいので、ぜひお試しくださいませ。
というわけで僕も10分待って食べましたよ。
は~、よう味がしゅんでるわ~・・・。
と食べていた時、特に音もしないんですが何かの気配を感じて振り返ると、
・・・!
とっさに撮りました。見えますでしょうか。
野良猫が二匹、僕の背後まで近寄ってこちらの様子を伺っていたのです。で、ここからはあいにく写真に残っていないんですが、この猫たちのさらに後ろを見ると5~6匹いたんです。野良猫が・・・ちょっとずつ歩み寄ってくるのです・・・。
もうね、見た時ビクッとしました。そんな沢山の猫たちと対峙することなんてないから、結構ビビった。お腹を空かせた猫が僕のどん兵衛を分けてもらおうとやってきたんでしょうか。とっさに足でドン!!ドン!!って地面を踏み叩いて追い払おうとするのですが、なかなか逃げない。辺りには誰もいない。真っ暗闇の中に小さなランタンが控え目に光っているだけです。ドン、ドン、おい、どっか行けよ・・・と暗闇の中に光る猫影に威嚇を続けるのでした。
「ニャー」とか、全然言わない。なんだよ、狙ってるのか屋根の上のどん兵衛を。フン、冗談じゃねえよ。どっか行け。なんて思うのですが、猫たちは終始無言。逆に僕の方は箸を持った右手を上げて「ていっ!!」とか訳の分からない声で威嚇している。なんなんだこの構図は・・・でもこいつら、また俺が座って食べ始めたら近づいてくるんだろうか。そのうちシャっと手を出して横から取ろうとするんだろうか。冗談じゃねえよ。俺のどん兵衛、何としても守る。守りたい。もうニベアのCMくらいの勢いで守りたい・・・。
攻撃はよくないと思いつつも、もう仕方ないから僕の方から猫に近づいて足で蹴るふりをして追い払いました。ごめんね猫ちゃん。やれやれ。しかしなんやねんあいつら。俺のどん兵衛、もうニ十分どん兵衛になっとるやんけ。後半めっちゃヌルいやんけ・・・。いや、なんのことはない。自分の猫に対する対応がヌルいからこういうことになるんじゃないか。
はてさて、僕は自分の食べ物を1ミリも猫に譲らなかったのですが、あの野良猫たちって何を食べて生活してるんでしょうか。やっぱり誰かが餌をあげているのでしょうか。なんて思いつつ、今日は外でブログを書いてます。寒いです。あと、星が綺麗です。猫たちはどこかへ行ったきり、もう戻ってくる気配がありません。
そんな感じです。では。
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