昨日のニュース。
中国政府がラップを禁止したそうです。
これには驚いた。今後はどうやって作った料理を保存するというのだ。もうタッパーしか使えないというのか・・・。「作り置き」という極めて効率的な炊事が困難になる・・・中国国内すべての主婦・料理人を敵に回すような施策・・・どうしてこんなことが・・・
中国でラップ禁止令 成長続くシーンに波紋 #kai_you https://t.co/OhFpFZ6sA4 pic.twitter.com/1wnst4aWbn
— KAI-YOU (@KAI_YOU_ed) 2018年1月23日
はい、ラップ = ヒップホップの方ですね。タッパーじゃなくてラッパーの方だった。・・・っと危ない。少しだけ韻踏んでもうた。これ中国だったら捕まるのか・・・ってそんな、いきなり国民全員に降りかかる法律の施行ではなくて、動きとしてはラップ・ヒップホップ文化は大別して低俗だとして、政府がラッパーやヒップホップ系アーティストのテレビ出演を続々とキャンセルさせているというのです。嗚呼…中国って凄いですね。
ざっくり分けすぎでしょう。要は内容でしょう。(あ、またちょっと踏んでもうた・・・) 例えば映画『天使にラブソングを 2』の終盤で「Joyful Joyful」を歌うシーンがありますが、あの中盤で出てくるラップとか、嵐のユアマイソーソーのやつなんかもラップといえばラップなわけで、公序良俗に反するか否かはリリック次第ですよね。日本でもフリースタイルのラップバトルは古くからあって、最近では『フリースタイルダンジョン』などテレビでもラップバトルをやっていますが、テレビで流れる場合は放送禁止用語の部分にピー音が入りますね。そういう規制の仕方はできないのでしょうか。まああのピー音が入る、その一線を越えるリリックを吐き出すあたりにそのカルチャーの魅力が詰まっていたりもするのですが・・・。
これを機にひとつのカルチャーが力を失い、同時に世界中のラッパーから思いっきりディスられそうな中国を憂いたのでした。中国で押韻、今後は漢詩オンリーか、それはあんまりだホントーにロンリーだ・・・。
漢詩といえばコレ↓↓春眠暁を覚えず・・・のやつです。
春 眠 不 覚 暁
処 処 聞 啼 鳥
夜 来 風 雨 声
花 落 知 多 少
春の眠りは心地よく
夜明けにも気づかないほど。
あちらこちら、いろんなところから
鳥のさえずりが聞こえてくる。
そういえば昨夜は風雨の音がしていたな。
いったいどれほどの花が散ったことか。
昨夜は中国ヒップホップ界隈に大嵐が吹き荒れたわけですが、さぞかし沢山の花が散ることでしょう。成熟しつつある新しいカルチャーを国が規制するとは、なんとも寂しいお話ですね。
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