唐木俊介の雑感配信ブログ

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因果応報?

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先日、大阪某所で商談。久しぶりにお会いした担当営業のAさんと近況を話していたら「それがね、一人ね、期待してた新人、入社式にけえへんかったんですよ」とAさん。

 

 

これはキツい。説明会、内定後の研修など、入社前に接していた時はやる気に溢れていて、とても期待していた新人さんだけにショックも大きく「ありえへん。バックレってホンマにキッツいですわ。いやあ、あんだけよろしくお願いします~言うといて、けえへんってどういうことやねん・・・」と苦笑いのAさん。

 

 

・・・新人さんが入社式に来なかったという経験は過去にないけれど、面接なら僕も何度もある。アルバイトスタッフさんの採用面接のために出先で会議室をレンタルし、数名の応募者の方々と面談する為に出張を組んで臨むも、行きの新幹線の中で携帯が鳴る。知らない番号からの着信に応答すると「すみません**時から面接お願いしていました〇〇です。体調悪くて、今日行けません」

 

 

これは残念だけれど、体調が悪いなら仕方がない。で、悪いのは何も言わずにただ「来ない」というパターン。約束時間の5分前になっても誰も現れず、アレ?なんて思っているうちに5分が経つ。来るのは時だけ、待ち人は来ない。無音。びっくりするくらい何も起きない。ん?・・・と少しの不安を消し去ろうと電話を掛けるも、ただプルプルと鳴っているだけ。ずっと鳴る、ただそれだけ。同行していたスタッフさんと顔を見合わせる。「バックレですね」

 

 

これはかなり頭にくる。「ドタキャン」とは違う。もっと酷い。僕はこういう時、粘って3回くらい電話をかける。来ないなら来ないって言うてくれよ。ただ何も言わずにバックレるって、そりゃないだろう。かけたコストと受けたダメージ補償してくれよと言いたい。でもそういう人は電話に出ない。やがて、もうええ!そんな人と働いてもええ事ないわ!もう知らん・・・なんてブツブツ言いながら次の応募者の面接時間を待つことになる。嗚呼…と腹立たしく思ったことが何度かあった。

 

 

 

 

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また、少し前に妙なことがあった。

 

深刻な人手不足に見舞われ、3種の求人媒体に掲載を続けても一向に応募がなく、関係者一同が困り果てていた時のこと。媒体の掲載期限が切れる間際に「30歳 / アパレル経験あり / 土日勤務OK / フルタイム勤務OK」と、こちらが求めていた条件にピッタリの女性から応募があった。一同、歓喜に湧いた。村上春樹のエッセイで「作家になる前に飲食店を経営していて翌日までに3万円必要なのにどうしても工面できない。途方に暮れて奥さんとトボトボ歩いていたら、道にピッタリむき出しの3万円が落ちていた」という話を読んだのを思い出した。こんなことってあるのか…僕は嬉々としてすぐに連絡を取った。

 

 

数日後、意気勇んで面接に向かうと、そこに結構オバサンなオバサンが立っていた。ん?明るめの茶髪で化粧が濃いめのそのオバサンが「初めまして。**です。今日はよろしくお願いいたします」と言う。ん?30歳って…「あ、初めまして、どうぞこちらへ」・・・ん?

 

 

「まず最初に、申し上げなければならないことがあります。」と言いながら履歴書を差し出したオバサンの実年齢は、応募時の30歳という登録年齢の、ほぼ倍。「アラ還=アラウンド還暦」と呼ばれるゾーンに、オバサンはいた。これには驚いた。サバ読みどころの話じゃない。おいおい、なんだこれ。「こんなことってあるのか」という点以外、村上春樹のエピソードと全然違うじゃないか。やれやれ。

 

 

不測の事態に狼狽えたけれど、少しだけオバサンに興味が湧いた。僕らは少しだけ話した。その会話の中で僕は当然、オバサンが年齢を偽った理由を聞いた。オバサンからは「実年齢で登録して申し込むと、その時点で落とされると思ったんです」というミステリアスな答えが返ってきた。これには閉口した。その日のオバサンのゴールがどこにあったのか、未だにわからない。

 

 

 

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・・・なんてことを先週、酒の席で喋った。すると向かいに座る先輩から「でもな、因果応報って言うしな。身から出たサビって言うじゃろ?自分のしたことがそのまま自分に返ってくるようになっとる。オマエが裏切られたと思う分、オマエも誰かを裏切っとるかもしれんで」というお言葉を頂いた。これは後からジワジワくる。確かにそうなのかもしれない。目の前の嘆かわしい事態は、いつかの自分が呼び起こしているのかもしれない。オバサンは今頃どこかで身から出たサバに悩んでいるのかもしれない。先輩の言う通り、困ったことを防ぐためには、どうやら自戒して真摯に生きるしかなさそうだ…けれど、起きたことに対して嘆きたい部分もなくはないから、こうして書きこぼした次第。だって、ねぇ…。

 

 

 

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