唐木俊介のブログ

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「送別会」っていう、名前が悪い。

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サーフィンを通じて長きにわたってお世話になっている、あるご夫婦が関東に拠点を移されるということで、昨日は送別会だった。

 

 

瀬戸内から関東へ生活拠点を移すおふたりの送別会は広島の端っこ、岡山との県境付近で行われた。サーフィンを通じて継続的に親交がある人、結婚・出産などライフスタイルの変化があって少し疎遠になっていた人など、関わりのある沢山の有志が集まった。早めに会場に着いて座っているとチリンチリンとベルが鳴る。見ると開いたドアから現れたのは福岡に住んでいるはずの先輩。この日、福岡から広島の東端までやってきた先輩と数年ぶりの再会。会が始まる前からこみ上げるものがあった。

 

 

 

会はめちゃめちゃ盛り上がった。いろんな場面で感極まった。なんていうか、ふたりへの感謝や応援の気持ちや寂しさなんかが入り混じっているんだと思うけれど、その感情の内訳はよくわからない。わからないから、みんな泣くんじゃないか。サーフィンで鍛えた屈強な体格の後輩が、わからないように袖でスッと涙を拭う、それを見て僕もまたグッとくる。そんな感情が全体に連鎖していた。その場にいる皆が凄く強く結びついていた。

 

 

「送別会」っていう、名前が悪い。確かに物理的には離れるけれど、僕らの精神的な結びつきは一層強くなってるんじゃないか?おふたりの"送別会"なんて言うんじゃなかった。たぶん「あの人がいない」と思えば思うほど、その人は”いる”ってことだと思う。だからそこに別れの要素ってのは無いんじゃないか。反省。何が送別会だ。全く逆だろうよ…なんて思いながら尽きぬ話に没頭していたら朝の3時になっていた。

 

 

別の名前でもう一度やりたい。おふたりに幸多かれってのは何度でも言いたい。

 

 

 

 

 

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