我が家の庭、その外壁に入っていたヒビが進行している・・・と見上げるとそこに聳え立つボーボーのウバメガシの木。原因はこの木の根に違いない・・・いざ抜かん!!と思い立ったのですが、そのウバメガシがあの高級炭『備長炭』の材料として重宝されている木だと思い立って一瞬両目に光った¥マーク。しかし自分に備長炭を作る術などない。…なんてブツブツ言うてる間に根は成長しているのだ。おい俺!早く切れ、そして抜け!とようやく重い腰を上げたというところまで昨日書きました↓↓
この木です↓↓
そんな、切れって言われたってね、ノコギリじゃあ話にならないし、丸鋸なんてこんな局面じゃ使い物にならない。僕が持っている道具じゃどうにもならないわけで…と幹を見るために近づくとやっぱり・・・
BO & BO, yeah...
ボーボーなのであります。幹の前にこの枝葉をバリカン的に刈らなければならない・・・そういやホームセンターに園芸用のバリカンってあったな・・・でもあれじゃ幹は切れないよな・・・
というわけで、借りた。
チェーンソー。チェーンを締めたらツナギを着て、防塵ゴーグルとマスク。ワシ誰やねん状態で、いざ。
BRRRRRROOOOOOOOONNNNNN!!!!!!!!GGGGGGAYYAGYAGYAGYAYGYAGAAAAYAYGAGAAANNN!!!!!!!!!
うん、エンジン式は良いですね。コンパクトなサイズでもパワフルにギャンギャンと回ってくれます。そして刈っていく。切っていく。ギャンギャンと枝葉を切っていく。でもやっぱりこの木は硬い。直径5センチくらいの枝でもフルスロットルで10秒くらいかけて切らなければなりません。あんまり押さえつけるとチェーンが緩みやすくなりますし・・・ってワシ誰やねん。本当に「アイツ誰やねん?」って感じで通りすぎる人もいましたが、そんなの気にせずただひたすら刈っていく。切っていく。ギャンギャンと。
・・・多分2時間くらい切りまくった。途中何度も給油して、ただただ切りまくった。
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切った・・・。
鬱蒼と茂る枝葉を刈り落とし、4本の幹を30~40センチくらいに切り分けるというのを何度も繰り返した。幹回りを上から見ると、切り落とした枝や幹がそこら中に転がって、もう何が何だかわからない状況でした↓↓
刈ったし、切った。そこまではできた。さて、根っこを露わにすべく、切り落とした部分を片付けよう・・・ってまた重いんですよ、このカットされた枝や幹が・・・これを枝葉と幹とで仕分けていくのがまた大変・・・。でもここで止めるわけにはいかないので、せっせとやりましたよ。
こうして、「切る/抜く」・・・そのミッションの前半、「切る」が終わったのであります。
次は「抜く」なのですが、ですが、ですが、
・・・現れた根の部分が・・・
直径40センチくらいあるのです。とにかくデカい・・・。デカくて、とても強そうなのであります。4本ある幹の、一番大きな切り口が直径20センチくらいあって、それらが地面スレスレのところで一つになっているのです。なんていうか、スーパーで売っている生姜みたいな感じです(例えのクオリティすみませんm(__)m)。やれやれ。切って抜くって、こんなん抜けるわけないやん。だって、まず、オレ、疲れた。ひたすらギャンギャン回るチェーンソーを持ち続けた両手はその振動でジンジンしているし、もう、こっからどーすんのよ?と一応足で蹴ってみる → ただ足が痛くて痺れるだけなのであります。根はただ、そこにあるだけ。僕だけが、いろんな意味でジーンってなっている。
いや、抜くってそのまま抜こうとは最初から思っていません。掘るしかないやんそんなもん…。ただ、「切る」ための「チェーンソー」的な、エンジンでブワっと攻めるようなアイテムの「掘る」アイテムなんて持っていません。それが何かもよくわかりません・・・。仕方がない。僕は桑を持って幹の周囲を掘っていきました。掘っていったんですが・・・
もうね、その、地面スレスレのところで一つになっている幹の、そのままの太さで地面に突き刺さっている。そして20センチくらい掘ったら、今度はその土中の幹から沢山の細かい根が出ていて・・・
それが細かく、複雑に・・・。
・・・。
あー、もうアカンわ。
・・・。
しばらくの間、空を見上げました。透き通るような真冬の青空を、いくつかの細長い雲が申し訳なさそうに流れていました。
~ 続 (?) ~
追伸:ウバメガシはその時のまま、庭の一角が『北斗の拳』の戦いの跡みたいになってます。
はて、次の週末やっつけるか・・・。
2018.2.19追記:続編書きました~↓↓
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