唐木俊介のブログ

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偶然

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誰かに偶然会うと驚く。

 

 

個人的な話なので「わけわからん!」と言われそうだけれど、いくつか挙げてみる。

 

 

 

 

・千葉 九十九里の海の上で 鳥取のローカルサーファーのYさんと(28歳の時)

 

広島から東京に転勤し、毎週末九十九里に通っていた頃のこと。9年前だ。椎名内というポイントでサーフィンに興じていると、鳥取でよくお見かけしていたローカルサーファーのYさんに似ている人が・・・あれ・・・? スタンスもグーフィー(ボードの上に立った時、右足を前に置くスタンス、割合的に珍しい)だし、合ってるかな?でもここは鳥取から遠く離れた千葉だしなぁ・・・と近づくと、合っていた。鳥取の地名を出して「こんにちは。〇〇でよく入られてましたよね」と話しかけるとめちゃめちゃビックリされたなぁ。ひとつ年下のYさん、僕が東京に転勤したのとほぼ同じタイミングで千葉に移住されていたそうで、毎日のように九十九里のどこかでサーフィンしていると言われていた。へぇ。・・・と驚いたその8年後、昨年の夏のこと、なんと今度は鳥取の海の上でYさんとバッタリ。数年前に地元に帰ってこられたとのこと、この時もお互い大いに驚いたものだ。Yさんとはその後も時々海で会う。

 

 

 

 

・北海道 石原裕次郎記念館で 地元の同級生Mさんと (13歳の時)

 

中学2年の夏休み、母方の祖父母に北海道旅行に連れて行ってもらった。旅行代理店のパックツアーのそのルートにあった「石原裕次郎記念館」(2017年夏に閉館)の中をうろついていると、見たことのある顔が。同級生で隣のクラス、近所のラーメン屋の娘、Mさんに似ているな・・・と近づくと向こうも「あっ!」と驚いた様子。合っていた。なぜ!北海道だぞここは・・・とお互い驚いたものだ。それを見た僕の爺さんはそれ以降、僕が高校を卒業するくらいまで、年に数度とはいえ会うたびに「おい、ラーメン屋のネエちゃんとはうまくいっとるか?」と僕をイジってくるのだった。いや付き合ってねーしw

 

 

 

 

・ローマのユースホステルで 高校の同級生T君と (23歳の時)

 

大学卒業前、僕はバックパックひとつでイタリアのローマ以北を一周した。その旅の終盤、ローマに帰ってきて辿り着いたユースホステルの食堂でビールを飲んでいると、遠くの方に日本人の3人組がいた。学生っぽいな、、、卒業旅行だろうか、と見ていると、向こうもこちらをチラチラと見てくる。何度も何度も。ん?あれは・・・え?えっ??えっ???あれは・・・見たことあるぞ・・・なんと、そこにいたのは高校の同級生のトリ君じゃないか。高校卒業以来、久しぶりに会うのがローマかよ。おいおい・・・と、これは本当に驚いた。(その時のメモが残っているので載せます。僕の字が汚くて本名は読めませんよね)

 

 

おい当時の俺、トリ君の漢字テキトーかよ。しかも「だっつーの」てなんだよwww

 

 

 

と、そんな偶然の出会い、どれも驚いたし、今でもその光景をハッキリと覚えている。

 

 

 

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異性の人との驚くべき偶然の出会いから恋仲になるのを「運命の出会い」と呼んだりする。昨年の記事だけれど、「思わず運命を感じてしまう憧れの出会い方ランキング」というのがあって、見てみると第1位は「同じ飛行機で隣同士に座った素敵な男性と、旅先の観光スポットで再会」とのこと。なるほどこれは凄い偶然だ。そりゃビックリするし、運命感じるわな。

 

 

ふと我が身を振り返る。僕と僕の奥さんは同じ会社で知り合って結婚した。今年でちょうど結婚10年になる。二人とも、地元も会社も同じ広島県福山市内。そして現在も同じ福山市内に住んでいる。お互いの実家は車で20分という近さだ。これは「飛行機で隣になった人と旅先で再開」という運命的な出会いとはかけ離れている。

 

 

・・・ように見えて、そうでもないと思う。地球は結構、いや、めちゃくちゃデカい。そのデカい地球に生まれるかどうかもわからないし、生まれたとしてもどこでどのように生まれ育つかわからない。なのにそんなに近くに最初からいるということ自体、凄い偶然じゃないか。これは運命だ・・・時々、テレビで流れる誰かの運命的な出会いのエピソードにうっとり見入って「いいな~羨ましいな~♡」なんて言っている奥さんに僕がその話をすると、百発百中で奥さんの目がハートに・・・ならないんだなこれが。そんな時は冷たく乾いた「どしたん急に?」が一言だけ、食い気味に返ってくる、ただそれだけだ。ライフゴーズオン。

 

 

 

 

 

 

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さて、つい先日のこと、僕はそれまで一方的に存じ上げていたある方にお目にかかった。あるコラムをきっかけにファンになった方なのだけれど、その方のいつかのコラムに「90年代の終わりに**大学の〇〇というお笑いサークルのメンバーと一緒に過ごしていた」という記述があった。僕はちょうど同じ頃、その大学のすぐ近くに住んでいて、構内の広場でそのサークルがネタを練習しているのを時々見かけていたのだった。えっ?あの時のあのサークル、あそこに!と、読んでいてなんともいえない気持ちになった。勝手に親近感を覚えた僕の、その方に対するファン度が増したのは言うまでもない。先日ご本人に直接お目にかかれたことが本当に嬉しかったし、その話もさせていただいた。そして、この貴重な出会いが今も嬉しい。19年前、あの日あの時あの場所でニアミスか・・・"逆小田和正"というかなんというか、すれ違ってから19年後のこの展開だって凄い偶然じゃないか。

 

 

 

 

・・・と、そんな感じで今日は一人熱くなっている。いやぁ、偶然って面白いなぁ・・・うん、ひと通り書いたので、もう投稿ボタン押す。ポチ。

 

 

 

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