なんかいいたい　管理人：唐木俊介

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投稿日：2016/04/13

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ろくなもん【13】

近隣の瓦礫の中から使えそうな材料を集めてバラックを建てると聞いていたが、実際に藤田さんのところへ来てみると、ほとんど材料は揃っているようであった。そればかりか、純の一家が住 ...

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ろくなもん【12】

純の目が少しずつ見えるようになったのは、十一月の終わり頃であった。爛れた皮膚の痛みが瘡蓋の痒みへと変わるまで三ヶ月、そののち瘡蓋が剥げて生まれ変わった皮膚が表に出るまで、一 ...

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ろくなもん【11】

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ろくなもん【10】

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ろくなもん【9】

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ろくなもん【8】

比治山は、標高七十メートルほどの小高い山である。丘と言ってもいい。中腹まで登ったところで振り返ると、蟻が列を作ってぞろぞろと進むように、黒い影がふもとから連なっている。そ ...

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ろくなもん【7】

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ろくなもん【6】

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ろくなもん【5】

純の家から鶴見橋まで、歩いて四十分ほどの距離であった。昨日まで通っていた東練兵場までの道のりの、凡そ倍の距離である。七時前に家を出た純は、左肩に弁当を入れた鞄をかけ、右手に ...

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