唐木俊介のブログ

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ーハ

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日々新しい洋服の呼び名が生まれていて、ここ数年で、

 

 

・スカーチョ

(スカート+ガウチョパンツ)

 

 

・スカンツ

(スカート+パンツ)

 

 

・コーディガン

(コート+カーディガン)

 

 

などと、それぞれの要素を持ち合わせたアイテムを意味する造語がどんどん発生しているのであります。

 

 

「スカーチョ」というワードを最初に聞いた時、僕は結構驚いた。その後何度か「多分この人、今初めて『スカーチョ』って聞いたんだろうな・・・」っていう場面に遭遇しましたが、アパレル=流行ネタなので「知らないことは恥ずかしい」的なセンサーが働いて「あ、ああ・・・ス、スカーチョね・・・」みたいな、知っているふりっていうんですかね、何強がりやねんそれ!みたいなのも何回かあった。僕のように聞いた瞬間に驚いて「えっ?何スカそれ?」とかけて大声で「ええっ!?何スカーチョそれ!??」ぐらい言えばいいのに。(嘘です。言ってません。)

 

 

 

 

・・・。

 

逸れました。二つの要素を組み合わせた言葉がどんどん生まれているという話でした。

 

 

上記アパレルの他にも、アウトドアで

 

 

・グランピング

(グラマラス+キャンピング)

 

 

 

とか、金融関連では

 

 

 

・フィンテック
(Finance:ファイナンス+Technology:テクノロジー)

 

 

 

など、様々なミックスワードがあります。

 

 

 

 

 

 

そんなミックスワードで古くから気になっている言葉があります。

 

 

それは・・・

 

 

 

 

「半チャンラーメン」です。

 

 

 

大体どのお店に行っても「半チャンラーメン」を頼むと、ラーメンとチャーハンが半分ずつ出てくるか、普通のラーメンに半分のチャーハンが付いてくるかという内容ですよね。つまり「ラーメン」と「チャーハン」をミックスしているのが「半チャンラーメン」だと。

 

 

でもおかしい。なんか変だ。僕はその「チャン」のところが気になる。特に「ン」が。「ン」は後半の「ラーメン」の最後に入っているから、そこは「半チャラーメン」でいいんじゃないか。なぜ1回「ン」を置いたのか・・・。もしかしたら作者は「半チャーハンラーメン」から純粋に「-ハ」を抜き取ったのかもしれない。だとしたらなんという天才的な略し方だろうか! 「-ハ」・・・ただそれだけを抜くとは・・・。凡人のワタクシがその立場だったら「ラーハン」とか「半チャーメン」とか、他の名を付けたと思います・・・うん、実につまらん。そう思うと「半チャン」の作者の方はやはり凄いのであります。

 

 

 

・・・っと作者さんを調べると、「半チャンラーメン」は神田のラーメン屋「さぶちゃん」(2017年11月閉店)が昭和42年に提供し始めたメニューで、その内容は普通盛のラーメンと、半分のチャーハンのセットだったということがわかりました。多分作者は「さぶちゃん」ですね。そして別の記事で「半チャン」が麻雀の「半荘」に由来する説があることも分かりましたが、これはあくまで推測です。そして「半ちゃんラーメン」("ちゃん"は平仮名)は昭和57年に「幸楽苑」によって商標登録されていることも分かりました。ただし幸楽苑の「半ちゃん」については、

 

「半ちゃんラーメン」のネーミングは、現社長が郡山市に出店した当時、麻雀帰りのお客様の会話 がヒントとなり生まれました。半荘(はんちゃん)※という響きの良さと、半荘という言葉と同じくらいに 愛され、何度も繰り返し食べて頂ける商品になって欲しいという思いが込められています。(幸楽苑 HPより)

 

 

・・・と書かれており、これ実はラーメン単体のようです。そして現在は提供されていないようです。こちらは半荘に由来することは分かったけれど、ミックスワードではないんですよね。ミックスワードとしての「半チャンラーメン」はやはり「さぶちゃん」です。やっぱり「-ハ」を略したんじゃないかな。閉店してなかったら電話して聞いたのになぁ・・・。一か八かで。

 

 

 

 

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